先日、お酢の工場に見学に行ってきました。
伺ったのは、3月のお酢料理教室でもお世話になった
横井醸造さん。
東京都江東区の新木場に工場があります。
まさかこんなところにお酢工場があるなんて!
わたしも、ついこないだまで知りませんでした。
東京都内でお酢を作っている工場は、横井醸造さんだけ。
「東京さしすせそ」にも選ばれているのだそうです。
http://www.tokyosashisuseso.com
(お砂糖なども東京で作っているところがあるのか、とそれにも驚きますが。)
横井醸造さんといえば、赤酢、黒酢がとにかく美味しいのですが
(赤酢、黒酢の話はまた後日書きます。ながーくなるので!)
創業以来76年、いまでは東京のお寿司屋さんの2/3は使っている、というくらい
江戸前の寿司と江戸の食卓を支えてきたお酢やさんなのです。
じっくり醸造されたお酢の美味しさを、
きき酢スタイルで味わわせて頂きます。
元来はお酢は苦手だったのですが、結婚してから夫の影響でお酢好きになったわたし。
ずいぶんとお酢については詳しくなったつもりでいましたが、
今回は「酢」の字の成り立ちをきいてびっくり!
お酢は、お酒を酢酸菌で発酵させて作る発酵食品ですが、
「酒」から「作る」から「酢」なのだそうです。
ご存知でしたか?
ちなみに、フランス語では「VINAIGRE」。
「VIN(ワイン)」が「AIGRE(酸っぱい)」という意味なのだそうです。
家でワインを置きっぱなしにして酸っぱくなった経験、ありませんか?
それも発酵が進み、酢に近づいている状態。
元々はそうして偶然から生まれたであろうお酢を
酢酸菌を使って、きちんと管理して発酵させた調味料が現在のお酢なのです。
今回の見学会では、特別にオリジナルお酢づくりを体験させて頂きました。
ぶどうジュースに濃い焼酎を混ぜてアルコールにし、
そこに種酢と酢酸を加えて発酵させるというもの。
それを一ヶ月ほど、工場の特別な環境で発酵させます。
そうして届いたお酢がこちら。
自分でお酢づくりをした娘は大喜び!
これから、いろいろとお料理やドリンクに試してみたいと思います。
残念ながら、今回の見学会はえがおファームさんの特別企画で
一般の方に公開しているプログラムではないのですが、
一部、はとバスのツアーなどで横井醸造さんの見学会は組まれているようです。
ご興味のある方は、ぜひ調べてみて下さいね。
(※オリジナルのお酢づくりははとバス見学会には含まれません)
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この横井醸造さんのお酢を使って3月に開催した、
いろいろとお酢の効能を学びながら、日常に美味しくお酢をとれるようになる
「酸っぱくない健康お酢料理」教室。
ご参加いただいた方からは、
「お酢が身近になった」
「思いもよらない簡単な料理を知ることができた」
「お酢をたくさん食べて、体が温かくなった」
など、いろいろな感想を頂いています。
わたし自身も、お酢について、体系的に学びなおすことができた
素晴らしい機会になりました。
当日ご参加いただいた方から、
「お友だちにも伝えて欲しい」と出張教室のご依頼も頂いています。
せっかくなので、家でもお酢料理教室をしてみようかな、と企画中。
また決めたらご案内しますね。
それよりも先に「出張で来てください」というご依頼がもしあれば
ぜひぜひお問い合わせ下さいませ♪
info@hatarakuouchi.com
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