栗きんとんが残ってるうちに
絶対に試していただきたい!
鶏もものソテー、きんとん添え。
わが家の大人気メニューです。
「え、鶏肉に甘いさつまいも?」
と驚くなかれ。
最初はおっかなびっくり口に運んだ方もたいていハマります。
チキンにさつまいもを添えるのは、
アメリカの料理雑誌でずいぶん前に見たアイデア。
「スイートポテトキャセロール」という名前で
日本でおやつに作るスイートポテトのような味にした
甘いマッシュさつまいもをグラタン皿に入れて焼きます。
つまり、スイートポテトをチキンソテーに添えるようなもの。
スイートポテトと鶏肉。
日本人的には驚くでしょう??
でもこの組み合わせが、目を見張る美味しさなのです!
料理教室でも何度か作ったことのあるメニュー。
そのときにも
「まったく味が想像できなかったけど、びっくりするほど美味しい!」
とみなさん、どんどんおかわりしていました。
教室では、スイートポテトからさらに攻めて
上にマシュマロをのせて焼いたのですが
マシュマロのあま〜い香りが、これまたしょっぱいチキンに合うのです。
しょっぱい、からの、甘い。
この振れ幅の大きさがアタックの強い味を生み出し、
忘れられない一口になります。
お店でもなかなか出てこないレアな味です。
鶏肉とさつまいもの組み合わせそのものは、日本の家庭料理でもよくありますよね。
こっくりと煮た甘辛い煮ものなど、
わたしがお仕事しているパルシステムのレシピサイトでも
ビュー数、クリップ数ともに、いつも高い人気があります。
(このブログ下にもリンクを貼っておきます)
(パルシステムのレシピサイト「だいどこログ」より転載)
そう考えると、鶏肉のソテーときんとんの組み合わせも
特別に変わったものでもないでしょう?
美味しくパリッと焼かれた鶏肉のソテーと
ねっとり甘く仕上げたさつまいものきんとんと。
それぞれのよさを際立たせるよう調理して、一緒に合わせて食べる。
まさにマリアージュという言葉が浮かびます。
一緒に運ぶ一口が幸せな美味しさを生み出しつつ、
そうすることで、それぞれの美味しさがより際立つのです。
この料理、キモは鶏肉の味つけと焼き方です。
鶏肉にはしっかり塩味をつけて、
甘いさつまいもとメリハリをきかせるのが最大のポイント。
鶏ももに強めの塩(1枚300gに塩小さじ1/2強)をふり表面をパリッと焼きます。
焼き方など、詳しくはこちらのレシピを見てくださいね。
(パルシステムのレシピサイト「だいどこログ」より転載)
ことあるごとに
「鶏肉ソテーにマッシュさつまいもが合うの!」
と力説し、レシピ提案もしているのですが
通常のお仕事のレシピだと
「肉を焼く+さつまいもを潰すだと、手間が多すぎて……」
となかなか採用されずに却下されてしまうのですが、
栗きんとんが装備されている、このお正月の時期ならば!
みなさんの栗きんとんがなくならないうちに、と
珍しくブログを連日更新するほど、張り切ってお伝えしてます!
騙されたと思って、ぜひ試してみてくださいね。
きんとんにはバターを溶かして混ぜるとなおよし、です。
スイートポテトの味に近づきます。
栗きんとんがない方は、
ゆでさつまいもをつぶしてスイートポテトを目指して
砂糖、バター、牛乳を加えてよく混ぜてください。
ここまでの話でお察しの通り、
わたし、鶏肉とさつまいもの組み合わせが大好き!
Vege8という、宮崎のオーガニックファームのサイトでは
「有機さつま芋と鶏肉のこっくり煮」
パルシステムのサイトでも
「鶏手羽元とさつまいものこっくり煮」
(名前が上の料理とかぶってしまっていますが、
こちらは手羽元を柔らかくするために酢を加えているので、
ややさっぱりと見せかけて、酢でコクがまし、
上の料理よりもこっくりとした味付けです)
(パルシステムのレシピサイト「だいどこログ」より転載)
としつこく作り続けています。
どれもとても美味しいので、
よかったら、ぜひそちらのサイトも見てみてくださいね!
ちなみに、2020年のクリスマスチキンも
横に添えたのは、さつまいものグリルでした。
さつまいも、ああさつまいも、さつまいも。
さつまいもと鶏肉の相性のよさ、知らなかったら損しますよ〜。