2021年12月26日

【クリスマスレシピ】ハーブローストチキン



クリスマスチキンを焼くみなさんに、うちのチキンをご紹介。

皮と身の間にハーブを挟むハーブチキンです。


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皮の下に挟み込むハーブは
オリーブオイル、にんにくと混ぜて。

フランス料理では、柔らかくしたバターにハーブを混ぜ込んだものを使いますが、
すぐに使いたいとき、軽い風味に仕上げたいときには、
すぐに混ぜられるオリーブオイルが便利。

バター好きな方はバターを柔らかくして(orレンチンして溶かして)
オリーブオイルの代わりに使ってくださいね。


✴︎

ハーブの香りのローストチキン

<材料>

鶏 1羽
 塩 大さじ1くらい
 こしょう 適量
 にんにく 3かけ

オリーブオイル 大さじ2
ローズマリー 2枝
イタリアンパセリ 1枝
あれば、追加のハーブ
(オレガノ、タイム、チャイブなど)

@ にんにくは1かけ分をみじん切りにする。残り2かけは皮をむく。

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A ハーブを刻み、にんにくみじん切り、オリーブオイル(大さじ1)と混ぜる。


B チキンの表面に塩とオリーブオイル(大さじ1)をすり込む。

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C お腹の内側にもしっかり塩こしょうをし、にんにく2かけとローズマリーを詰める。

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D 鶏肉のムネ側を上にし、皮と身の間に1を押し込んでいく。

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E 全体にハーブが入ったら、足をタコ糸で縛る。胴の部分も2箇所くらいを押さえるように縛る。

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F 表面にバターをちぎってのせ、220℃のオーブンで焼く。

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★鶏の大きさによって焼き時間はかなり変わります。
1キロ程度の小さい鶏なら40分くらい、
2.5〜3キロ程度の大きな鶏なら1時間〜1時間15分くらい焼きます。


✴︎

ハーブの香りがふわっと広がり、ふくよかな味わいのチキンに。
丸鶏を焼く方、ぜひ試してみてくださいね。




普通のローストチキンにする方も

✅表面にオリーブオイルをもみこむ
✅バターをちぎってのせて焼く
✅お腹の内側に塩味をしっかりつける
 (できればにんにくとハーブも入れる)

はぜひ。

塩味で焼くだけでも外側はパリッと、中はしっとり。
お腹の内側からもしっかり味と香りをつけることで、どこを食べても美味しく仕上がります。

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【クリスマス】#8 直前でも大丈夫。豚肉ソテーのピクルスソースかけ



クリスマスカウントダウン当日編。
今日の帰りに買い物をしてもラクラク作れます。


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豚肉のソテー ピクルスソース 
(初出「マザーネット会報誌 Career & Family」)


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クリスマスって特別なことはしたいけれど、平日の夜にそれもたいへん。
フライパンだけでできる肉料理をご紹介します。
フランスでは「肉屋さん風」という名前を持つ、ピクルス入りのソースかけ。
実はとっても簡単ですが、珍しい肉料理を食べた! という満足感のあるお料理です。
30分ちょっとでクリスマスごはんのできあがりです。


豚肉のソテー ピクルスソース

豚ロース とんかつ用 4枚
玉ねぎ 1/2個
白ワイン 100cc
水 200cc
固形スープ 1/2個
ディジョンマスタード 小さじ1
ピクルス 40g〜80g
塩・こしょう

1. 豚ロース肉は筋切りし、表面に塩をふる。ピクルスは薄くスライスして千切りにする。
2. フライパンを熱し、うすく油をひいて1をソテーする。初め強火で両面を焼き色をつけ、弱火にして中まで火を通す。焼き上がったら皿にとり、こしょうをふる。アルミホイルをかけて保温しておく。
3. 肉を取り出したフライパンに玉ねぎを入れてよく炒め、白ワインを入れて半量まで煮つめる。
4. 水と固形スープを加えて軽く煮つめ、マスタード、ピクルスを混ぜて塩・こしょうで味をととのえ、肉の上にかける。

※ピクルスはミニピクルスを使うと便利で、仕上がりもきれいです。ピクルスを増やすと酸味が増します。お好みで調整してください。最後にレモン汁をかけても美味しいですよ。



じゃがいもとタラのグラタン

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生タラ または 塩タラ 1切れ
ディル、セロリの葉などハーブ類(あれば)
白ワイン 大さじ1
じゃがいも 中4個(500g)
牛乳 100cc
シュレッドチーズ 適量
塩・こしょう

1. じゃがいもは一口大くらいに切り、柔らかくなるまで茹でる。または丸ごとラップに包み、柔らかくなるまで電子レンジで加熱する。
2. タラに塩をふって10分ほどおき(塩タラならそのままで)、白ワイン、ディルなどのハーブ類、こしょうを上からかけてラップをかけ、電子レンジで2分ほど調理する。皮と骨を取り除き、あらくほぐす。
3. じゃがいもは皮をむいてつぶし、牛乳を加えてよく混ぜる。ほぐしたタラも加えてざっと混ぜ、塩・こしょうで味をととのえる。
4. 耐熱皿に入れて上にチーズをのせ、トースターで5〜8分焦げ目がつくまで焼く。

※普通この豚肉のソテーにはシンプルなマッシュポテトを添えるのですが、せっかくのパーティなのでちょっと贅沢なポテトグラタンにしました。


きのこと栗のピラフ

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米 2合
玉ねぎ 1/4個
きのこ類(マッシュルーム、しめじ、まいたけなど) 両手に山盛りいっぱい
甘栗 70g
白ワイン 大さじ1
塩 小さじ1/2
こしょう 適量
オリーブオイル 大さじ2

1. 玉ねぎはみじん切りに、きのこ類は食べやすい大きさに切る。甘栗は大きいものは半分に割っておく。
2. 厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める。
3. 米(洗わないでよい)を加えて表面が透き通るくらいまで炒め、水2カップと白ワイン、塩小さじ1/2を加える。上にきのこ、甘栗をのせ、フタをして中強火にかける。
4. 蒸気が出たら弱火にし、13分炊く。炊きあがったら15分蒸らす。

※かために炊き上がるので、お好みで水分を増やして下さい。最初だけ炒めて、炊飯器で炊いても。


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2013年12月20日

【クリスマス】#7 スタッフィングとオイスタードレッシング


クリスマスカウントダウン企画#7は、
ローストチキンには欠かせない、けれど、日本人にはあまり縁のないスタッフィング。


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トラッドなレシピと、カキを使ったユニークなレシピをふたつご紹介します。
いちどは食べてみたい味なのです。

チキンと合わせて、ぜひどうぞ。
http://tauchishoko.seesaa.net/article/382675749.html


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スタッフィング
&オイスタードレッシング
  (初出 Disney Family Time)



アメリカのローストチキン、ターキーには欠かせないスタッフィングがあれば
かなりアメリカンなクリスマスになります。
スタッフィングはドレッシングとも呼ばれ、ローストチキンには欠かせないもの。
角切りにしたパンに、玉ねぎ、セロリ、にんじんなどの香味野菜とハーブ、
それに好みでソーセージやベーコンなどの肉類、ドライフルーツやナッツを足していき
最後に卵をからめる、というのが基本形です。
最近では肉類や卵を省いたレシピも好まれるよう。

丸鶏のお腹にstuffして(詰めて)焼くからstuffing(スタッフィング)なのですが、
ハーブをきかせたスタッフィングには、
鶏の形をふっくらと整える、内側から風味をつける、
とふたつの意味があるようです。
が、今回のレシピもそうですが、お腹に詰めずに別の器で焼くこともよくあるのです。
別に焼くとdressing(ドレッシング)と呼ばれますが、いずれにせよ、
別に焼いてまでも添えて食べたい、という食べものだということがよくわかります。

それほど、アメリカのチキン/七面鳥には欠かせないスタッフィング。
ぜひ、いちど試してみてくださいね。
このレシピでは卵を省いていますが、リッチに作ってみたいわ、という方はぜひ卵入りで。

ソーセージスタッフィング

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食パン、またはフランスパン 200g(食パンなら半斤程度)
ハーブ入りソーセージ 150g
無塩バター 大さじ2
玉ねぎ 1個
セロリ 1本
にんじん 1本
ベイリーフ 1枚
マッシュルーム 1パック
生ハーブ 1/2カップ (パセリ、セージ、ローズマリー、タイムなど)
松の実 1/2カップ(好みで)
チキンスープ 1/2〜1カップ
塩、こしょう 適量

1. 野菜、ハーブ、ソーセージはすべて刻む。パンは1.5cm角に切り、数時間乾かすか160℃のオーブンで10分ほど焼いて大きなボールに入れておく。松の実を入れる場合には、フライパンで炒る。
2. 大きなフライパンを中火にかけてバターを溶かし、玉ねぎ、セロリ、にんじん、ベイリーフを混ぜながらよく炒める。マッシュルームとソーセージを加え、3〜4分炒めて火からおろす。
3. 1のパンに3、生ハーブ、炒った松の実を混ぜ、チキンスープを1/4カップずつ混ぜ合わせる。パンがしっとりする程度の量で十分。味をみて塩こしょうをし、鶏に詰めて焼く。残った分はグラタン皿などに入れて180℃のオーブンで、はじめはアルミホイルでフタをして20分ほど焼き、ホイルをはずしてからさらに10〜15分焼く。



オイスター・ドレッシング

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オイスタードレッシングというのは、カキを入れたスタッフィングのことです。
去年のクリスマスのときにもソーセージスタッフィングを作りましたが
それのカキ入り版。
特にサンクスギビングには、よく登場するスタッフィングです。
スタッフィング(Stuffing)とドレッシング(Dressing)の呼び分け方は
諸説ありますが、今回は、鶏には詰めずにオーブンで焼くので、
ドレッシングと呼びます。

アメリカで、カキはかなりポピュラーな食材。
「カキはRのつく月に食べろ」
(Oysters are only in season in the R months.)
というくらいで、9月(September)から3月(March)までの半年間、
生ガキやグラタン、スープ、フライなどなどに使われるのです。
西海岸でも東海岸でも採れるので、カキの種類もそれはそれはたくさん!
店先で生ガキをむいて食べさせてくれるオイスターバーなどに行くと、
迷ってしまうような大小さまざまの種類のカキが並びます。
意外かも知れませんが、カキはアメリカの海の豊かな収穫の象徴なのです。
海のミルクというほど栄養もたっぷり。まさに豊穣なイメージです。


フランスパン 1/2本
玉ねぎ 中1/2個
セロリ 1本
バター 大さじ2
カキ 200g
白ワイン 50cc
チキンスープ 100cc
イタリアンパセリ 大さじ2
タイム 大さじ1
ナツメグ 小さじ1/4
塩 小さじ1/2
こしょう 適量

1. フランスパンは1cm強の角切りにし、150℃のオーブンで15分ほど焼く。フライパンで乾煎りしても。大きめのボウルに出して冷ましておく。
2. 玉ねぎは1cm角に、セロリは薄切りにし、バターを溶かしたフライパンで柔らかくなるまで炒める。カキの汁(あれば)、白ワイン、チキンスープを入れて5分ほど煮る。
3. ハーブ、スパイス類を入れて塩こしょうで味をととのえたらひと煮立ちさせる。
4. 1のフランスパンの上にカキを出し、3をかけてざっくり混ぜて味がなじむまで10分ほど置く。オーブンを180℃に熱しておく。
5. オーブンに入れ、初めはアルミホイルをかけて15分ほど焼き、アルミホイルをはずしてさらに15分ほど焼いてできあがり。

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2013年12月19日

【クリスマス】#6 スイートポテトキャセロール


今日は、ローストチキンのベストパートナー。
ポテトグラタンならぬ、スイートポテトキャセロールです。
甘いさつまいもと、塩味のきいたチキンの組み合わせの妙は
食べていただくのがいちばん! 
今年はぜひお試し下さいね。


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スイートポテトキャセロール (初出 Disney Family Time)


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ハロウィンに始まるホリデーシーズンののお約束は、かぼちゃ。
秋の収穫物の代表です。
パンプキンパイが定番中の定番ですが、ほかによく出るのがさつまいも。
秋はかぼちゃとさつまいも、なんて日本と同じですね。

ところが、日本と正反対で面白いのが、
かぼちゃはパイなどお菓子になり、さつまいもは料理になること。
さつまいもを揚げてメープルシロップをからめて大学芋風にしたり、
砂糖や卵を混ぜて今回のようにキャセロールにしたり。
そのキャセロールの味たるや、スイートポテトそのもの。
上にはマシュマロをのせて焼くので、なんとも甘い香りが。
それが、肉料理に添えられてディナープレートに並ぶのです。

初めはびっくりですが、食べてみるとなかなかおいしい。
おせち料理のきんとんみたいなものだと思えばよいかもしれません。
マシュマロというところがなんともアメリカらしいですよね。
20世紀初頭にはすでに、マシュマロをのせて焼くレシピがあったとか。
マシュマロというと、キャンプファイヤで焼くとか、
ココアに入れて飲む、という使い方がおなじみですが、
キャセロールのトッピングを初めてみたときには、うーん、と感心。
マシュマロさえ手に入ればとっても簡単なので、
ぜひ、お客さまをびっくりさせてくださいね!


スイートポテト・キャセロール

*PHOTO キャセロール

さつまいも 800g
バター 50g
砂糖 1/3カップ
牛乳200cc
卵 1個
塩 ひとつまみ
オールスパイス または ナツメグ 小さじ1/4

1. さつまいもは皮のまま、柔らかくなるまで蒸す。
2. 柔らかくなったら皮をむき、ボウルに入れて泡だて器などでよくつぶす。熱いうちにバター、砂糖を加えてよく混ぜ、牛乳、ときほぐした卵を入れてさらに混ぜ、塩、オールスパイスを加える。
3. 耐熱容器にバターを塗り、2を敷き詰める。表面にマシュマロを並べ、170℃に余熱したオーブンで20〜30分焼く。マシュマロが焦げやすいので注意(途中でアルミホイルをかけるとよい)。

※マシュマロの代わりに、くるみなどのナッツをのせて焼いても。食感にアクセントが出ておいしいですよ。
クランブルを乗せても美味しいです。

クランブルのレシピはこちらをどうぞ。
  ↓  ↓  ↓  ↓
http://madamefigaro.jp/sweets/2011/01/14164.html



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