2018年05月09日

「サキドリ」のススメ。



こんな雑誌にご取材いただきました。

http://are-you-happy.com/2018/10678/

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2年前に出した
『サキドリ〜じぶん時間ゼロ、ダメ主婦、ダメ社員だった私が人生を取り戻した小さな習慣』

を見てのご依頼でした。

この本、正直すごく売れてる本ではないのですが、
ハマる方にはハマる本で、
先日も若いお嬢さんに
「本当に共感しながら読みました。
 思い出しただけでも泣きそうです。
 後輩にもすすめまくってます」
と涙を浮かべて感想を伝えていただいたときには、
思わずこちらももらい泣きしそうになりました。


「泣きながら読みました」
「鬱状態になっていた夫を救ってくれました」

などなど、熱い感想をいただくことの多い本でしたが、
仕事を頑張っている独身女性にも響くのか、
ととても嬉しい発見でした。

「これ実話なの?」
と友人にも真顔で聞かれるダメ話だらけですが、
それで勇気が出る方がいらっしゃるなら本当に嬉しい。


これからお仕事を頑張りたい若い会社員の方にこそ、読んでいただきたい本です。
と、最近ようやく自信を持って言えるようになりました。

「一日が24時間じゃ足りない」
「なんだかわからないけど、とにかく毎日たいへん」

と巨大な敵に負けそうになってる方、
相手の正体がつかめずに
ストレスやプレッシャーを抱えている方にもおすすめ。
ひとつずつ分解して小さくしていけば
順番につぶしていけるよ、という話を書いてます。
すごく強そうな敵も、よくよく見ると
ひとつひとつの歩兵の集まりなんだよ、というか。


高校受験という怪物の正体がつかめず
プレッシャーに負けそうになってる娘にも「読め」と渡しました(笑)。

春からの新生活に疲れている方、
この機会にぜひお手にとって見てくださいね!




なんて偉そうなことを言いながら、お恥ずかしい話ですが
実は数日前、
子どもたちの学校の複数の世話役仕事で、
きれいに忘れていた仕事がいくつもあることに気づきました。
引き継ぎ時期の資料をまとめていたときのことです。

気づいたときには真っ青!

「なんてわたしはダメなんだ……」と落ち込んだり、
「どうやって取り繕おう」と慌てたり、
「なかったことにしちゃう?」なんて現実逃避したり、
「ほら、体調悪かったからさ」とウソ半分の言い訳したり、
しばらくぼーっとしていたのですが。

コーヒーとお菓子を食べて気を取り直して、
いったい何が抜け落ちているのか、
何を忘れていたのか、
ひとつずつリストアップして確認していったところ、
ある瞬間、すーっと気持ちがラクになりました。

「いろんなことを忘れていた。ひとに迷惑をかけている」

という、恐ろしい状況としては
なにひとつ変わっていないのですが、
いったい何を忘れていたのか、どんな迷惑をかけたのか、
きちんとその正体を把握すれば、
やるしかない、と開き直ることができます。
「どうしよう、どうしよう、どうしよう」
から抜け出して、
「これはAさんにまず謝る。これはBさんにお願いしてみる」
とひとつずつの解決方法が見つかります。

追われてしまっているとき、
いっぱいいっぱいでパニックになったときこそ、
そこにはいったい何があるのか、
しっかりと把握することが何よりも重要だな、と再確認しました。
(事前にいろいろ確認して、仕事がもれていなければ最高なのですけれどね……)

そう。
必ずしも「サキドリ」じゃなくても「アトドリ」だっていいんです。
その解決方法さえ知っていれば、
ミスを防ぐこともできるし、ミスをしてもダメージを小さくすることができます。

ということを書いている本です。
書いたわたし自身もいまなお実践中ですが、
ここに気づく前と気づいた後では、いろいろ大違い。

図書館で借りてでもよいので、
困っている方はぜひぜひぜひ、お手にとってみてくださいね。








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2018年04月12日

庭にシソが生えてきた。



すっかり春らしい毎日ですね。

今年は庭作業が遅れ気味です。
庭作業なんて立派なものではなく、
プランターにハーブなどをちょこちょこ植えるだけなのですけれど。

それでも、冬の間、ほったらかしにしていたプランターから
ミントやレモンバーム、オレガノが今年も新芽を出してくれました。

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シソも、こぼれ種から
いくつもの芽が出てきました。

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すでにドクダミの強さに負けて追いやられてしまいそう。
もう少し大きくなったら、プランターに保護しなくては。


庭といっても、マンションの庭ですから本当に小さく、
また、年2回の業者さんを入れての庭の剪定と草抜きで
抜かれたりダメになってはいけないと、
ショボショボとプランターに植えているだけですが
これからの季節、朝起きて庭を見るたびに
少しずつ育っていく緑には本当に救われます。
ものが育っていく姿って、どうしてこんなにも胸を打つのでしょうね。
プランターの脇からこぼれ種が発芽し、双葉が出てさらに葉が増えて、と
見つけるたびに嬉しくて仕方ないのです。

こんな気持ちになるのも歳をとった証拠、と親には笑われますが
確かにこの数年、季節の移り変わりや木々の芽吹きを見ることに
身体の底から沸き上がるような
生きている実感と幸せを感じるようになってきました。

やたらとお花を見に行ったり、新緑の山に行きたがる年長者をみて
なにがそんなに楽しいのだろう、と若い頃には思っていたものですが
そんな気持ちが年々わかるように。
草花から生命力を感じることで
少しでも自分のエネルギーが満ちるような気になるのかも。
生命として下り坂になりつつある自分を実感しているからこそ、
若々しく力あふれる新芽に対する憧憬も深まるのかもしれません。
これ、子どもが育ちあがり
育ちゆくみずみずしい生命の気配が目の前から消えたら
ますます草花への思いは強くなるのだろうなと思います。

が、よくよく考えてみると。
中学校のころには校園部という委員会に所属していて
校庭の花の植え替えなどを喜んでやっていたのでした。
20代の頃にも母と一緒に長野の畑を借りたりしていて
ものを育てることは好きだったような気がします。
それでも、横着もので自分勝手なタチなので
動物の世話をきちんとするのはとてもムリですが、
草花は適当に放っておいてもひとりでに育ってくれる、というところが
自分向きなのだろうなと思ったりして。
勝手に育ってくれる力強さに純粋に憧れるし、
こちらが構いすぎずともしっかりと育ち、しれっと美しい姿を見せてくれる、
そんな適度な距離感が好きなのかもしれません。

春のこの季節は、学校の新年度も始まり草花も芽吹き、
新しく吹き出すエネルギーがあちこちに充満していて
ときには、あてられてぐったりしてしまうこともあります。
昨年4月は無気力病に陥って、SNSを開くのさえ苦しい時もありました。
今年はムリせずぼちぼちと。
新緑を楽しみながらの4月がスタートしています。


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いまの一瞬にしか咲かないハナニラを摘んで、
雑草と一緒に花瓶に。
この何気ない花がふと部屋にある光景には
思っていた以上にフワフワと華やいだ気持ちに。
まわりをもっとすっきりと片付けたい、
という気力が沸き上がってきます。


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2018年03月06日

ふきのとう:田内家の春の風物詩



一気に春らしい日が増えてきました。

春が来た!
と、わが家に知らせてくれるのが
夫の実家からやってくるふきのとう。
とにかく大量です。
嬉しくなるくらい、大量です。

今年もこんな感じ。

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毎年、いちばん初めには天ぷらに。
そのあと、パスタにしたり、保存食にしたり。
昨年はオイル漬けにして冷凍しました。
今年は夫がせっせとふき味噌に。

このふきのとうを食べて育った夫の何よりの好物は
「ふきのとうのペペロンチーノ」。
もちろん、夫本人が作ります。
とっても美味しいのですよ!
ふきのとうが手に入った方はぜひお試しを。

正直、子どもウケは悪いので
うちも子どもとは別メニューで作ります。
唐辛子系にはかなり強いわが家の子どもたちですが
香りや苦味の強い野菜は、いまだに苦手。
韓国料理店クラスの真っ赤なダッカルビを
「美味しい〜」
と食べる中学生娘も、大量にみつばを投入すると残してしまいます。

さて、ふきのとうペペロンチーノですが。
オリーブオイルが温まったところに粗く刻んだふきのとうを加え、
あとは普通のペペロンチーノと同様に作ります。

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ふきのとうペペロンチーノ(2人分)

ふきのとう 10個くらい
鷹の爪 1〜2本
にんにく 1かけ
オリーブオイル たくさん(50〜100mlくらい)
塩 多め(小さじ1/2〜1くらい)
スパゲッティ 160〜200g
エクストラバージンオリーブオイル 適量

1 ふきのとうは粗く刻む。鷹の爪は半分に割り、種を出す。
2 鍋に湯をわかす。大さじ1くらいの塩(分量外)を入れてスパゲッティをゆでる。
3 フライパンにオリーブオイル半量とつぶしたにんにくを入れて弱火にかける。
4 いい香りがしてきたら1を入れて炒める。
5 ゆで上がったスパゲッティを4に入れ、ゆで汁もお玉一杯くらい加えて全体をよく絡める。
6 仕上げにエクストラバージンオリーブオイルを回しかける。


ブログでも、最古の記録はちょうど10年前
http://oyako-gohan.seesaa.net/article/90904225.html
ペペロンチーノにしていました。


忙しくなったり、気分が乗らなかったり、
ちょいちょいとサボりモードに入るブログですが
ポツポツとはいえ、10年やってきたのかあと思うと、ちょっと励まされる気持ちに。
特に、季節関係の記録は、振り返りの貴重な記録になりますね。
やってることはほとんど変わり映えしないのだけど
それだけ同じことを積み重ねていまの生活ができあがっているのだな、
と実感することもできます。


昨日もちらっと書きましたが、3〜4月は非常に体調が悪い時期に当たるため
卒入学のイベントが重なる年は、本当に必死で。
どうしても仕事が要領よく進まないので
なんとかブログだけは書こうと3月は最多更新になっていたり。
あらためて、記録ツールとしてはありがたく面白いなと思います。

Facebookやインスタグラムなども、
もっとうまく使いこなせないとなーとは思うのですけれど。
インスタは中学生娘のほうが圧倒的に得意なので
「これどうやるの?」
とひとつずつ聞きながら、ようやく、たま〜に投稿したりして。
一昨日投稿した、タカラヅカ講座のお菓子も
「#中本千晶さん」
と投稿していたのを
「『さん』づけすると検索かからないよ」
と注意され、
「#中本千晶 さん」
名前と「さん」の間に半角開けたりして。
いやいや。子どもには教えられることが多いですね。
子どもは大きくするもんだなあ(昨日から2回め)。

1月に久しぶりにTSUTAYAに行き、無人レジになっていることに呆然。
「え、どこ押すの?」
「おお! 動いた!!」
と、娘に先導されながら
いちいち聞いたり驚いたりしていたら
「うちのママと一緒!」
とホームステイで来ていたカナダの女の子に笑われたこともありました。
どこの国もお母さん(=おばちゃん)は同じなんですね。

カナダの女の子といえば
スマホを持って来日したのですが、
とにかく毎日、ものすごい時間を使ってました。
よくよく聞くと、使いこなしているSNSツールも、とにかくたくさん!
インスタも複数アカウントを持っているし、
そのほかにもSnapchatという自撮りした変顔を送り合うSNSなど
いろいろなアプリを使いこなし、
一日中あちこちの友だちに連絡をしていました。
隙間ができると、スマホに入れてきた動画を視聴。
テレビや映画は横目で見ながら、ひたすら視線はスマホでチャット。

おばちゃんのうっすしていた想像よりも、
遥かに上回る勢いでスマホは浸透しているのだな
と思わされる話が、実は先日もありました。
今、お仕事を進めている、あるサイトで
アクセスしてくれるお客様のデータを見ると
スマホユーザーの割合は実に
「8割」!
あちこちのサイトがスマホ仕様になっているなという実感はありましたが、
若い世代に絞ると、そこまでになっているのか……
とあらためて驚かされました。

昨日、久々に更新したブログを
スマホ仕様改行にしてみたのも
そんなデータを踏まえた試行錯誤の一環です。

なーんて。
わたしは文章はだらだら長いタチだし、
何よりも視野が狭まる気がするスマホよりも
いろいろなものが見えるPCが好きだし(見えすぎて気が散るのが難点ですが)
一日で飽きて、今日は普通のPC仕様の文章にしてしまいましたけどね!




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2018年03月01日

3月ですね。


こんにちは。

あっっっという間に3月になってしまいました。
今年は本当にブログをさぼっていてすみません。
元気にしております。

1月の後半はですね、なんと、我が家にカナダから
交換留学の中学生がやってきていました!
区の国際交流事業で、
中2娘がまず昨年9月にカナダに2週間行き、
そのステイ先の女の子が今度は1月にやってきた、
というプログラムでした。

滞在時間は2週間弱。
本当に食が細い子で、
朝ごはんにも一苦労でしたが、

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ワッフルとフルーツ+生クリーム。
クリームの上からメープルシロップをかけるのが
カナダスタイル。


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モンテ・クリスト+フルーツヨーグルト
(ハム&チーズのサンドイッチを
塩味の卵液につけて焼いた、
甘くないフレンチトーストサンドみたいなもの)

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ジャーマンポテト+いちごサンド

そのほか、ハッシュドブラウン、
グリルドチーズサンドなどなど
「そろそろお米が食べたい」
とうちの子どもたちが音を上げるほどの
がっつり洋食メニューで乗り切りました。

毎日のようにあちこちに出かけ、
錆びついていた英語を必死で思い出し、
疲れたけれど、本当に楽しい2週間でした。
そのときの話など、
またあらためて書いていきたいと思います。


その直後、息子→わたしの経路で
子どもが生まれてから初のインフルエンザに。
ほぼ4日、メールもロクに見ることができず、
5秒以上立っているのもムリ、みたいな
本格的な寝込みウィークを過ごし
(その間、お料理教室はお休みしてしまいました。
 すみません!)
そうして、2月上旬は終了。


2月中旬からは書籍の撮影に入り、

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買い出しして仕込んで撮り、の繰り返しが終わって
レシピと細かい原稿を入れて、
無事に2月も終了いたしました。
本は5月上旬に発売予定。
詳細決まりましたら、またお知らせしますね〜。


こんな感じで
あっという間の2ヶ月を過ごしておりました。
ようやくひと落ち着き。

3月からがわたしの新年!
と勝手な心意気で、ここから頑張っていきます。
よろしくお願いいたします!!


★3月からは料理教室も再開します★
3月26日(日)27日(月)春の作りおき5品
4月20日(金)21日(土)帰宅して20分でごはん+常備菜
松蔭会館(世田谷線「松陰神社前」駅すぐ)にて
10時30分〜13時、参加費 4,000円
詳細はまた後ほどお知らせします。



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2017年04月12日

夫の一冊、発売になりました。



夫、田内万里夫の翻訳した本が発売になりました。


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『なぜ働くのか(TEDブックス)』(朝日出版社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4255009945/


なぜ働くのか、どう働くのか、が
議題になることが多い昨今にうってつけの一冊です。

「なぜ、私たちは働くのでしょうか?
なぜ、私たちは刺激に満ちた冒険を次から次へと味わう生活ではなく、
朝起きるたびにベッドから這い出す毎日を送っているのでしょうか?
実に馬鹿げた質問だ、働くのは生活のために決まっている
ーーたしかにそのとおりです。
でも、それがすべてでしょうか?
もちろん、そうではありません。
なぜその仕事をするのか、仕事にやりがいを感じている人々に尋ねてみると、
お金のためという答えはほとんど返ってきません。
賃金以外の働く理由を並べれば、
そこには長く、実に興味深いリストが展開されるのです」(本書より)



NHK出版の編集者/編集長の松島倫明さんによる解説には

「つまり本書は、AI時代における僕たち人間のサバイバルそのものを根源的に問う一冊でもある」

と書かれています。

なぜ不満を抱えながら働く人がこんなにも多いのだろう、
今こそ仕事のあり方をデザインしなおし、
人間の本質を作り変えるとき、新しいアイデア・テクノロジーが必要だ、と
仕事について多くの著書を持つ心理学者が
アダム・スミス的効率化を乗り越えて「働く意味」を提案する一冊。
人気のTEDトークをもとにしたシリーズですので、
読みやすくも革命的な内容です。

「『お金のため』を超えて
 働く意味を発明しよう」

という帯が印象的です。
発見するよりも、さらに能動的な「発明」するという言葉。
新年度のあらたまったこの時期に、
働く意味について考えてみたい方、
ぜひぜひ、ご一読いただけると嬉しいです。


posted by しょうこ at 00:00| Comment(0) | ☆日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする