節分ですね。
毎年、太巻きとめざしの変わりばえしない節分を繰り返してきたわが家ですが。

http://tauchishoko.seesaa.net/article/476775816.html
今年は韓国風海苔巻き「キンパ」に挑戦。
娘の運動会弁当などには入れてきたキンパ、
恵方巻にするのはちょっと思いつかなかった!


キンパにすると一気にイベント感が増すようで、
「料理教室みたい!」と並んだ食材に子どもたちが大盛り上がり。

巻いて胡麻油塗って切って。
ほとんど二人で仕上げてくれました。

数日前、スーパーで
「今年の恵方巻きはキンパにするわ〜」
と立ち話していたお母さんたちもいたくらいなので、
今年はキンパにした方、多いのではないかしらと想像しています。

焼き肉、カニカマ、魚肉ソーセージ
卵焼き、ほうれん草、にんじんナムル、韓国たくあん。
欲張りなぎゅうぎゅう詰めに。

具が多くて難しいかな、と思ったのに、
二人とも想像以上にうまく巻いていて驚きました。

なんでもYouTubeのモッパン動画で巻き方を見たそうで、
ごはんも薄〜く広げて手早く作る姿には我が子ながら惚れ惚れ。
YouTube見て息子は魚をさばけるようになり、娘はキンパが巻けるように。
息子が魚をさばけるようになった話
→ http://tauchishoko.seesaa.net/article/446050231.html
http://tauchishoko.seesaa.net/article/446569625.html
動画でのイメトレはやっぱりすごいですね。
まず、ごはんはうすーく広げます。
このときに、ごはんを入れすぎてしまう失敗が多いのですが
下の海苔は透けて見えてもよいので、薄く、まばらに。
のりしろとして、海苔の端1〜2cmほど残すのをお忘れなく。

ごはんの中央より少し手前に具材を盛っていきます。
まず卵焼き、たくあん、きゅうりなどの芯になりやすいものを置き、
バラバラしたものはその上から広げるように。
上からさらにカニカマなどの棒状のものを少し押すようにしてのせていきます。

のせおわったら、親指とひとさし指で手前の海苔の端と巻きすを持ち上げ、
残りの指(中指と薬指など)で具材を押さえながら、
手に持っている海苔の端が、奥のごはんの端よりも手前につくように
一気に持ち上げて巻き込みます。

ここでゆっくりすると具が崩れるので、一気に!
最後に巻きすの奥の端を左手で上にひっぱりながら、
巻き込んだ巻きすを右手で下に巻き込むようにしながら
ぎゅっとごはんと具を押さえて引き締めます。
この最後の「ぎゅっ」がないと、ゆるく仕上がってしまいます。
(最後のぎゅっの写真がなくてすみません……)

それにしても今年の節分は、なんとラクだったことか。
わたしは具材を並べた後は
座って二人が巻くのを眺めて写真撮って、食べただけ。
ああ、子ども大きくしてほんとによかった。
とにかく具沢山で太いので今年は丸かぶりはやめたのですが、
中2息子は
「オレはやるよ」
と南南東を向いて座り、太い一本を丸ごと持って、
話しかけても返事もせずに黙々と。
今年の幸運を、家族を代表して祈ってくれました。

キンパにしても、めざしは欠かせません。
子どもたちは巻くのがどんどん楽しくなり
「アメリカでカリフォルニアロールとかできた理由がよくわかるね〜」
と言いながら、切った端っこをつまみ食いしたり、
追加の具材を持ってきたり。
(最後のほうは、チータラやちーかままで巻き込んでいました。
美味しいそうです)
巻くのは意外とかんたん。巻くと楽しい。巻くと美味しい。
それを体感してもらえて、わたしも嬉しい。
巻きものは食べやすく、見た目もかわいい。
子どもたちが小さい頃のお弁当には、
よく海苔巻きを入れていました。

その子どもたちが自分たちで巻いてくれるようになるとは。
子ども大きくしてほんとによかった(本日、2回目)。
キンパ、とても美味しかったです。
子どもたちが巻いてくれたから、さらに美味しかった。
たっぷり作った残りは、娘の翌日のお弁当になりました。

韓国スペシャルで、ヤンニョムチキン入り。
生ものを使っていないから、
翌日に安心して食べられるのもよいですね。