「このキムチ、ママが漬けたの?
おいしいね。
買ったのかと思った」

キムチ好きの娘から、お墨付きもらいました。
半日干して、
(前回の白菜を干した話。)

塩をふって

1日下漬け(まず軽く塩漬けにする)をした白菜。

その後、大久保のソウル市場から取り寄せたキムチの素と混ぜて、


無事にキムチと相成りました。
キムチの素と混ぜるなら、そりゃかんたんでしょ、とお思いでしょうが
塩揉みにしただけの白菜では、
どうしても美味しくならなかった自家製キムチ。
やはりポイントは干すことだったようです。
いま、白菜が安く美味しい季節。
キムチの素を使ってご自宅で作ろうかな、という方もいらっしゃるのでは?
スーパーでも、以前はキムチの素といえば、
桃屋の商品くらいでしたが、
いまは何種類も売られています。
キムチは本当に浸透しているのだなあと感じます。
ついでにいうと、韓国海苔も日本の海苔メーカー各社が出していますね。

材料を揃えて作る本格キムチにも憧れるけれど、
それはちょっとハードルが高い……。
そんなときには、やはりキムチの素は便利。
家で残ってる白菜をちょっと漬けたい、というときに
ちょっとだけキムチが作れるのは魅力的です。
その場合でも、ぜひぜひ、短時間でもよいので
いちど白菜を干してから漬けてみてください!
うちではびっくりするほど味が変わりました。
実際には3時間ほど干すとよいようですが(下に詳しく書きます)
1時間でも、干すと干さないでは雲泥の差です。
今回、うちでは下漬けしていますが
試しに下漬けなしで、干してすぐにキムチの素と混ぜても
干さないよりは、ずっと美味しく仕上がります。

実際に干してみると、
干してから1日下漬けした白菜は、すでにかなり美味しい!
「干すと美味しい」
と知識として知ってはいたけど、自分で食べ比べるとすっきり。
全部キムチにしないで、一部はゆずを加えて普通の白菜漬けにしようかな。
と思うくらい、このまま漬けていけば
漬けものとして美味しくなりそうな片鱗がすでに見えます。

干した白菜は、水分が減って甘みが増すのと同時に、
天日にあてることで旨み成分も増すのだとか。
アミノ酸の量が生に比べるとおよそ25%増えるというデータもあります。
干す時間は3時間ほどで十分なのだそうです。
干し始めると徐々にアミノ酸が増え、約3時間で頭打ちになるのだとか。

(NHKのサイトより転載)
こうしたデータは知ってはいても、実際に試して体験してみると腹落ちが違う。
自分の血肉になる感じがしますね。
学校の理科でいろんな実験があった理由が今更ながらに理解できます。
今年度の小中学校ではコロナの影響で、
理科の実験も密を避けるためか「動画で見るだけ」が増えているようです。
動画でイメージでき学べることも、もちろんあるのですが
(うちの息子は動画を見ただけで魚がおろせるようになりました!)
学校で実地体験が減ってしまっているのは残念ですね。
「白菜を干す→味が変わった」などの、こうした小さなことでも
実感できる体験を家でも増やしていかなくては、とあらためて思いました。
やり始めると、どんどん試してみたくなるもので、
次回にはキムチの素(ヤンニョム)も自家製で作ってみたいな。
でも本気で作り出すと、おかゆを作るところからやりたくなるので、
やるなら大量に作りたい、作る以上は長持ちさせたいから専用冷蔵庫が欲しい、
という話になってしまうので、なかなか簡単に着手できなくなってしまうのですが!
娘が見ているモッパン動画で、
家族で一年分のキムチを漬ける、という話があり
https://www.youtube.com/watch?v=hOHmy9sFQlY
本当に楽しそうだったのです。
ヤンニョムには、大量の大根とねぎを入れているところが
わたしがキムチの素で作るお手軽キムチとは違うところです。
「自分でキムチ漬けてみたい!」
という娘と試してみたいと思います。
白菜の話、まだまだ続きます。