今日は快晴!

なので白菜を干してます。

実は1株まるごと干すのは、生まれて初めてです。
これまでは、バタバタしている生活のなか、晴れ間を狙って干す心のゆとりがありませんでした。
白菜はいつも、ざっくりと切って塩揉みに。
「浅漬けとして十分美味しいし、忙しい生活ならこれで上出来!」
と思ってきたし、実際に、その塩揉み白菜をサラダにしたりスープにしたり、幸せに暮らしてきたわけですが。
(そんな塩揉みを活用したレモンレシピ、POKKAのサイトでご紹介しています。
https://www.with-lemon.jp/gourmet/062/)

ついに重い腰を上げて白菜を干す決心をしたのは、キムチのせいです。
一大韓流ブームがやってきた田内家の2020年。
春夏には大久保の大好きなお店からキムチを5キロの大量パックで取り寄せていたのですが、そのお店で売ってる「キムチの素」が気になって買ってしまったのです。

ちょっと余ってる大根やニラなどでキムチができればいいな〜なんて軽い気持ちだったのですが。

キムチの素がある以上は、白菜でも作ってみたい。
家にある白菜をさっと塩揉みにして、水気を絞ってそのキムチの素で簡易キムチを何度か作ってみたのですが、どうにも、納得の行く味にならないのです。お店で売ってるキムチと、基本の味付けは同じだと書いてあるのに。
となると、問題は白菜の扱い方なはず。
漬け物の基本は、野菜を「干す」。
知ってます。大根だって、白菜だって、干してから漬けるってこと。
でも時間がないな〜とか、たくさん作っても保存場所がないな〜とか、いろいろに言い訳してこれまで着手せずに来たのですが。
塩揉みだと水を切っても水っぽさが抜けないし、白菜の旨味が思っているように出てこない。そんなに簡単に家で再現できるものではないって、もちろんわかってます。だからプロの味にお金を払うわけで。
でも、そのプロの味をより「すごい!」と深く感謝できるように、その手間や味わいの意味や秘密をひとつでも多く知りたい、と思ってしまうのです。
大好きなCSの番組「韓国人の食卓」で

「輸入塩で漬けるとキムチの歯触りが出ない。やっぱり韓国産の塩じゃないと」
と言っていました。
干すだけではなく、その後の塩も重要なのか。
日本海の塩ならば、韓国の塩に質は限りなく近そうです。
よし、白菜を干しさえすれば塩は大丈夫。
そんなことまでやりだしたら、結局、漬けダレの材料を揃えて自分でやったほうがいいじゃん、という話になりそうですが……。
幸い、うちにはアミの塩辛も粉唐辛子も数種類あります。
韓国の魚醤も。

これらを使った本気の自家製キムチは後日試すとして、とりあえず、干した白菜で作ったらキムチの味にどれだけ差が出るのか、を知るために、今回は手持ちのキムチの素で作ってみようと思います。
一日干したあと、いまは塩をふって下漬け中です。

続きはまた、ご報告しますね〜。
わたしがこんなにもキムチが好きな理由、韓流ブームのずっと前、実はわたしの祖母、おばあちゃんにあるのです。
その話はまた後日。