観光初日は、台北101へ。
東京タワーにもスカイツリーにも行ったことがないのに、
なぜ外国ならば、名物タワーに上ってしまうのか?
それはひとえに、初日の子どもは
わかりやすいものにしか反応してくれないからです!
高い高いビル。
それを10数秒で上り切ってしまう高速エレベーターで89階へ。
エレベーターを出ると、台北の景色がぐるり。
(現在89階の展望台は一部工事中につき、360°すべてを見ることはできません)
イヤホンつきの日本語ガイドをもらい、
子どもたちも大喜び。

エレベーターが着いた90階からひとつ上ると91階の展望台へ。

松山空港は、ほんとうに街の近く。
台北101からも見えます。
帰りのエレベーターは89階から。
90階から階段を降りると、エレベーターの乗り口までは建物をぐるーっと回らされ、
いろいろな土産ものを見せられます。

台湾は驚いたことに、まだ珊瑚の商品がいろいろ売られています。
商品のみならず、こんな工芸品を間近に見ることができるのは嬉しいかぎり。
こんなサイズの珊瑚で彫刻を作っていること自体にびっくりです。

店員さんの説明によると、珊瑚は
「10年で3cmしか成長しない」のだとか!
だから日本ではとっくに採取禁止になっているのだと思いますが、
そんな貴重な品を買えるのは嬉しいけれど、
買ってよいのかは微妙な気持ちに。
いずれにしても、じっくり見るのは次回の楽しみにして、今回は眺めるだけにしておきました。
建物を地下まで下りるとフードコート。
「日本のカレーがあった!」
「31アイスクリームがあった!」
と喜ぶ子どもたち。
子どもは知らないものへの警戒心が強いのですが、
反対に知っているものを見ると、一気に親しみを感じるようです。
この子どもたちを見ていると、とにかく商品を露出させて記憶してもらう、
という広告の根本的なシステムの意味がよーくわかります。
さて、子どもにはカレーを食べさせ、
わたしは台湾名物、魯肉飯(ルーローハン)を。
豚バラ肉を、八角などの香りを効かせて煮たもの。
ごはんにザバッとかけて頂きます。
冬瓜と牛肉のスープ、さつまいもの葉のゆでたものを添えて。

「えー、それにしたの?」
と警戒心もあらわだった娘も、一口食べて「美味しい!」
見た目でいやだと言われても、とにかくまず試させてみないとなあ、
とあらためて思いました。
とはいえ、台湾の食事に疲れてしまった、あまり馴染めない、という方にも
この台北101のフードコートはおすすめ。
日本のカレーから普通の日本食、モスバーガーまであります。
そのほか、韓国料理にインドカレーにスパゲティ。
ありとあらゆるものが選べます。
それにしても、初日に台北101からスタートしたのは、
決して計画していたわけではなかったのですが、
結果的に、子どもたちにとっても、よい台湾への入り口になりました。
朝からばっちり台湾ごはんを食べたいところをぐっとこらえて、
朝ごはんはマックに連れて行き、
昼ごはんには台北101のフードコートで日本風カレーを食べさせつつ、
わたしの買った魯肉飯を味見させて「美味しいでしょ〜」と徐々に洗脳。
最初は見た目でいやがった、タピオカたっぷりのジュースも機嫌よく飲みました。
遊んだ〆にはマンゴーかき氷まで食べさせるという、
日本ではありえない大サービスで
「明日もマンゴーかき氷たべたい!」
「台湾、また来たい!」
と言わせることにも成功♪
なかなか理想的な台湾への導入となった一日でした。
わたし的にオススメは、
台北101の地下フードコートにある、このお菓子。

豆乳をかためた豆花に、煮豆がのったお菓子はよくありますが、
これは下の豆花部分がアイスになったもの。レアです。
生ピーナツあん、緑豆あんがのった、豆豆づくしのヘルシースイーツ。
豆好きにはたまりません。
ああ、台湾に来てよかった!
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