12月も10日を過ぎると、いよいよ年末気分。
クリスマスまであと2週間になりました。
というわけで、唐突に。
クリスマスへのカウントダウン企画
をスタートします!
過去に撮ったクリスマスのお料理やお菓子、
まとめて見たい! というリクエストがあったので、
新ブログになったのを機にまとめてみることにしました。
第一回は。
ドライフルーツ漬け
フルーツケーキやシュトーレンの素になるもの。
いまからでも、ギリギリですが間に合います♪

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クリスマスのフルーツ漬け(初出「Disney Family Time」)
いよいよ年末ですね。クリスマスです!
さて、わたしがずっと憧れているのが、
11月からクリスマスケーキを焼きためて、家族や友人に送るというもの。
伝統的なヨーロッパ式のクリスマスの祝い方です。
イギリスのクリスマスプディングや、ドイツのシュトーレンなどなど
ヨーロッパ風のクリスマスケーキはドライフルーツをいっぱい入れた
日持ちのするケーキが主流なようです。
ゆっくり準備をして早めに焼き、
じっくり熟成を待ってクリスマスに食べる。
もしくはクリスマスへのカウントダウンとして食べる。
地に足のついたスローライフという感じです。
ものがふんだんには揃わなかった時代。
それでもキリストの誕生日であるクリスマスは真摯に祝いたい。
そのために、一年をかけて材料を準備していったのだろうと思います。
春の収穫のベリー類をドライに、夏の収穫のアプリコットを砂糖煮に。
そして秋の収穫のナッツが加わります。
四季を通して少しずつ少しずつ準備したドライフルーツやナッツを
ぎっしり詰め込み、まさに「とっておき」の詰まったケーキを焼く。
クリスマスを敬い、大切にする姿勢に感動します。
こうした歴史を知ってから、クリームいっぱいの華美なケーキよりも
地味なフルーツケーキを、より贅沢に感じるようになりました。
いまの都会では、収穫物を少しずつためておくことはできないし、
ドライフルーツやナッツを買って作るしかできないけれど、
クリスマスに向けて材料の準備をして備える、という楽しさを味わいたいので、
ドライフルーツの洋酒漬けを作ることにしています。
ビンに詰まったドライフルーツを眺めながら、
昔の人々はどうやってフルーツを集めていたのかな、
と想像してみるのも楽しいのです。
ドライフルーツ漬け

レーズン、ドライクランベリー、いちじく、アプリコット、チェリーなど
好みのドライフルーツ 各100g
ラム酒かブランデー 300mlくらい
→お酒が苦手な方は、同量のはちみつで漬けてもOK
1. オイルコーティングされているドライフルーツは熱湯をかけて洗い、水気をよくふきとっておく。大きいものは適当な大きさに刻む。
2. ビンを煮沸するか高濃度アルコールで殺菌し、好みのドライフルーツを3〜5種類とりあわせて詰める。フルーツにかぶるくらいのラム酒かブランデーを注ぎ、少なくとも1週間ほど漬けてから使う。
※ラム酒のライトタイプを使うと、フルーツの色を比較的きれいに保つことができます。ちなみに写真ではブランデーを使っています。