4月から始まった高校生男子弁当。
このところ蒸し暑さが気になるようになってきたので
夏仕様のお弁当に切り替えています。
夏のお弁当で気をつけたいのは特にこれらのポイント。
● 水分を極力減らす ●
食べものは水分から傷みます
夏は特に揚げものを活用したいですね
● おかず同士をくっつけないように仕切りを入れる ●
のっけ弁大好きのわが家には厳しい季節です・・・
● 生野菜を避ける ●
水分の多いレタスはお休み
仕切りはおかずカップ、クッキングシートを活用
殺菌効果の高い「大葉」だけは、積極的に使います
● 醤油、スパイスなど、殺菌効果の高い調味料を使って濃い目の味つけに ●
醤油や塩の力は、日頃の作りおきなどでも実感しているところ
スパイス類、こしょうなども防腐作用は高いです。カレー味もOK
そのほか、酢を炒めものに使ったり
● 昔からの日本の知恵「梅干し」は上手に使いたい ●
ごはんを炊くときに入れるのがいちばん手軽
そのほか、ちぎってごはんに混ぜたり、おかずの味つけにも使います
● 卵は半熟状では入れない ●
まったく入れない方がいい、という考えも以前はあったようですが
現在の卵のサルモネラ菌感染率は0.0029%というデータもあり
しっかり火を通してあれば大丈夫と判断しています
● しっかり冷ましてから入れる ●
35度前後がいちばん腐敗しやすい温度
そこの温度帯に長くおかなくて済むよう
しっかり冷ましてから詰め、できれば保冷剤もつける
● お弁当箱は、お酢で拭く ●
アルコール消毒でもOK。
できるだけ食品を使いたいな、と
昔からの知恵を活用してお酢で拭くようにしています などなど
というわけで、この2週間のお弁当です。
<6月13日(月)>先週のある日。
「お弁当の汁が漏れてシミがついた」と見せられた英語のテキスト……。
「ごめんね!」
と平謝りするわたしに
「いいよいいよ、あるあるだよ」とのんきな息子はニコニコしてますが、さすがに大反省。
ごはん敷き詰め型ののっけ弁で何でも入るわ〜と浮かれてましたが
「何でも」にも限度がありました。
梅雨入りもして蒸し暑くなってきたこの頃、
お弁当が傷まないように水分にもますます気をつけなくてはいけなかったのに……
と気を引き締めました。
傷みづらいといいな、と防腐効果の高い梅としそをつかった肉巻きを。
パルシステムのだいどこログでもご紹介しているレシピ。
よかったらサイトも見てみてください!
https://daidokolog.pal-system.co.jp/recipe/11308?fromSearch=1困ったとき用に買ってた「凍ったまま入れられる」タイプの冷食イカフライも、
水分が少ないし安心だわ、と入れようとしたところでハタと
「これ、もしか保冷剤代わりになるんじゃない?」
と気づき目からウロコ!
自信を持って詰めておきました。
カップのまま入れられる冷凍おかずもいろいろ市販されてますが、保冷剤代わりに一個入れるのはよいかもですね。
<6月14日(火)>食べものが傷みやすい季節だから・・・ということで、
レタスもしばらく封印することに。
生野菜の水分も傷みの元だそうです。
うちのお弁当も完全に夏仕様に切り替えです。
試しにクッキングシートを下に敷いておかずを詰めてみました。
おかずカップも本当は好きじゃないけど夏場だけは使います。
炒めものと鮭の仕切りには、殺菌効果の高いしそを。
お弁当箱は詰める前に酢をしみこませたキッチンペーパーで拭いています。
アルコールでもOK。
わっぱは通気性がよいので、そこまで真剣に殺菌しまくることもないと思うのですが、
プラスチックだと梅雨〜夏には殺菌したほうが安心です。
✴︎
鮭のマヨパン粉焼きは、醤油みりんに漬け込んだ鮭の表面にマヨを塗って
(マヨがのり代わりになってパン粉がなじみます)
上からパン粉をかけた状態で冷凍しておいたもの。
昨晩に冷蔵庫に移して解凍し、魚焼きグリルで焼きました。
とっても焦げやすいのでホイルで上も覆ったまま焼き、
最後に1分くらいだけホイルをはずして焼き色を。
過去に何度も焦がしてきているので、ここは慎重に。
何度もグリルを開けながらじりじりと焼き目をつけていきます。
トースターで作る場合にも同じ。焦げないように焼き目は最後にだけつけます。
夏のお弁当には、水分が厳禁。
豚肉とパプリカの炒めは水溶き片栗粉を仕上げに流し入れ、
かぼちゃの煮ものにはすりごまをまぶして。
水分をまとめてしまいます。
<6月15日(水)>昨日から夏仕様で始めたクッキングシートを下に敷く作戦、
なんと洗いものがラクでした!
というわけで、今日も続けますよ〜。
今日は仕切りもカップではなくクッキングシートで作ります。
今日の素材はちくわ、ソーセージ。
あとは彩り野菜のにんじん、パプリカ、ねぎ、きぬさや。
ちくわをパプリカ、ねぎと炒め、醤油味で炒めたところ
少し淋しい味だったのでにんにくバターみりんを追加。息子好みの味に。
ソーセージには水溶き小麦粉とパン粉で衣をつけ、油多めのフライパンで焼きます。
もう一品はにんじんを炒めて明太子ペーストと梅酢を少し。
(去年の梅酢をまだ使ってます)
今日のお弁当にするほか、明日以降の冷凍おかずにしようと
カップ2つ分だけ冷凍してみます。
✴︎
もう15年くらい前、夫のお弁当用にひじき煮をカップに入れて冷凍しておくという
自家製冷凍おかずにチャレンジして
(当時そんな時短つくりおきアイデアが流行ってました)
「ひじきがフニャフニャでまずくなってた」と指摘され挫折……
ということがあって以来、冷凍おかずからは距離を置いていたのですが、
「保冷剤代わりにもなる」
という視点を得てから俄然やる気に!
時短のために冷凍で作りおこうと考えると
「なんとなく美味しくなさそう……」と気分が乗らないのに
「保冷剤として必要だから」と思うと
「じゃあどんなおかずなら冷凍しても美味しいか試してみよう」
と急にやる気が出るのは我ながら面白い。
ちょっとした視点の置き換えって大切ですね。
とはいえ、同じものを何度も入れたら飽きてしまうし、
長期間冷凍したらまずくなる。
だから大量に作っても仕方ないよね、
そもそも「お弁当用の冷凍おかずを」とわざわざ作るのは気分的に負担だよね、
・・・ということで、今日のおかずをカップひとつふたつ分だけ取り分けておく方法でチャレンジしてみます。
朝のお弁当や夜のおかずから、少しだけ冷凍おかずとして取りおくのです。
これなら行けるんじゃないかしら!
<6月16日(木)>じめっとした梅雨らしい朝。
気温は高くないけど明らかに湿気が多い。
こういう時季には、「ちょっと昼にでも食べよう」なんて出しておいたものが
どんどん傷んでしまい驚きます。
お弁当にも細心の注意が必要ですよね。
今日のお弁当はスパイスたっぷりのカレーを。
スパイスは殺菌作用がとにかく高いので
(以前、数種類作ったベーグルのうち
シナモン入りだけカビが生えなかったという体験あります)
http://oyako-gohan.seesaa.net/article/95929806.html夏のお弁当には上手に使いたい。
ほんとはカレーだけにしようかとも思ったけどカレーに適した容器がない……ので
普通おかずとしてカレーを入れてみます。
昨夜のキーマカレーを少し残してゆでじゃがいもと和えて。
カレーと醤油味おかずは合わない気がするので、
スパイスおかずを入れる今日は周りのおかずは塩味ベースにしてみました。
<6月20日(月)>先週冷凍しておいたにんじんを使って、初の自家製保冷剤おかず入りのお弁当。
にんじんは試しに冷凍した時には自然解凍で美味しく食べられそうだったけど、
実際のお弁当ではどうかな。報告が楽しみです。
✴︎
帰宅した息子に聞いたところ、
にんじんは無事、美味しかったそうです!
定番冷凍おかずに採用決定。
<6月21日(火)>ちくわ、油揚げ、卵のデイリー食材でお弁当。
このあたりは毎週登録購入しているわが家のデイリー食材で、
肉や魚がないときのお弁当にも役立ってくれます。
ちくわにチーズをはさみ、水溶き小麦粉、パン粉をつけてフライに。
最近、娘が編み出した卵焼き用の銅フライパンで揚げものをするという技で、
長いちくわを要領よく少ない油で揚げ焼きにしていきます。
✴︎
最近になって「夏のお弁当には卵は入れないほうがよい」という記事をいくつか読み
(サルモネラ菌感染が危ないから、という理由のようです)
これまで10年以上気にせずに来てしまったのに聞いてしまった以上は気になる……。
ので迷いつつ、でも今日は卵焼きを入れてしまいました。
いつもよりも味を気持ち濃いめにしたけど、
そんなことではほんとに菌の予防はできないだろうなあ。
とはいえ「卵が危ない」というのは古い知恵なのだろうなあとも想像しています。
現在、普通に流通している卵のサルモネラ感染率は0.0029%というデータもあるそうで、
それを怖がるべきか否かは迷うところ。
予防策として火をきちんと通す(75度以上で1分以上)、
割ったらすぐに調理するなどなどがあるそうで、
卵焼きは加熱時間が長くない、中が半熟になりやすいなどが
夏のお弁当には危険とされるのだな、と理解はしたので、
今日は醤油でしっかり味つけした上でなるべく長めに火を通したけど、どうでしょうか。
迷い迷い入れるくらいなら夏には卵はやめておく⁉︎
それとも殺菌抗菌効果の高いわさびシートを入れるようにする⁉︎
ああ、いっそ何も知らなかったころに戻りたい……。
というか、何も悩まずに入れていた小学校の頃の学童弁当や娘の高校3年間弁当を
今さら詫びたい気持ちですが、ここまで無事に来られたことに感謝しつつ、
ここからは気をつけるようにしたいと思います。
<6月22日(水)>大きくて立派なピーマンがあったので、これをそのまま生かしたい。
豚コマを粗く切り、卵、パン粉、塩こしょうで味付けしたタネを詰めて焼いてみました。
ひき肉と違って焼いてもあまり脂が出なくてびっくり。
赤身に近い豚コマを使ってるから当然か。
さっぱりしつつ歯ごたえはあるボリュームのある一品に仕上がりました。
冷めても脂が固まりづらいから、
お弁当にはむしろこちらの方がよいかもしれません。
味つけは「味噌:中濃ソース」を「1:2」をベースに
ケチャップ、砂糖を少し加えて調整を。
✴︎
昨日初めてseriaに行きました。
「行ったことない」と言うとよく驚かれますが、
これまで生活圏に一軒もなかったんですよね。
いやあ、すごいんですねー!
興奮して買った柄つきクッキングシート、早速今日のお弁当に使ってみました。
可愛い旗とかも立ててやろうか思ったけど
「やめて」と言われるのは目に見えてるので自重。
でも今学期最後のお弁当には入れちゃおうかな。
……ってね、娘が幼稚園や低学年の頃に
「かわいいキャラ弁とかがいい」
と一所懸命に訴えられても結局ロクに作らなかったくせに、
お弁当人生も終わりが見えてきたいまになって、
キャラ弁やかわいいお弁当になんて
カケラも興味のない息子のお弁当でそれを試そうとしてるなんて、
一体なんの埋め合わせのつもりなのかと。
我ながら笑ってしまいます。
<6月23日(木)>今朝は大急ぎでお弁当作り。
冷凍保存してあったにんじん梅酢炒め、市販冷食の「凍ったまま入れられるいかフライ」を活用。
こういう時の保険のために自家製冷凍おかずを作ったり、
市販冷食を買ったりは大事だなあとあらためてありがたい。
ところが。
いかフライ、大事に少しずつ使っていたのだけど、
いまになって味見してみたら、ちょっと冷凍庫臭くてがっかり。
冷食は便利だけどやっぱり開封したあと長く置きすぎちゃダメですね。
次回は1週間くらいで使い切ろう。