近所の西友に買い物に行ったらば。

一尾6,980円の目鯛に、スズキ、メバル、トビウオ、イサキなどなど
およそ西友らしからぬ高級魚、レア魚がずらり。

緊急事態宣言のせいで高級食材がスーパーにおりてきてるという話を
ついに身近で実感しました。
そのおかげか、先日はイシモチをゲット。

普段のスーパーではなかなか見かけることのない魚。
実はわたし、初イシモチです。
どうやって食べようか迷ったのですが、
塩こしょうしてから表面に小麦粉をはたき、
ムニエル的に焼いて食べました。

繊維が少なくふんわりと柔らかい身にクセのない味。
本当に美味しかった!
たびたびこのブログでも話をしている、
KBSワールドで放送中の番組「韓国人の食卓」の中で

「漁村に嫁ぐまで、魚はサバかイシモチしか知りませんでした」
という女性が出てきたり
韓国ドラマでは、お母さんが持ってきてくれたおかずの詰め合わせに
尾頭つきのイシモチの丸焼きが入っていたり。
韓国ではよく食べられる魚らしい、とは知っていました。
日本は同じ海を挟んでいるはずなのに、あまりイシモチを見かけないのはなぜなのか?
検索したら
「イシモチ まずい」
が上位検索ワードに。
え、美味しいと思ったんだけどな……。
皮のまわりに臭みがあるが味はよい大衆魚、とされているようです。
傷みやすい繊細な魚、とも。
別名「シログチ」だそうで、練り物の材料になることも多いのだとか。
つまり日本では、傷みやすいものを無理に流通させるよりも
身の美味しさをいかしてすり身の材料にすることが多い、
ということのようです。
やはり魚のままではあまり流通していないレア魚だったのですね。
ちなみに、皮をパリッと焼けば中身は美味しいとのことで、
ムニエル や塩焼きにするのが正解なようです。
そんなイシモチが大好きな韓国では
塩をしたり干したりする加工も多いのだとか。
新大久保のスーパーでは、
冷凍の塩イシモチが袋入りで売られていました。

うちで買ったイシモチの半分くらいのかわいいサイズ。
これならお母さんから差し入れの重箱に入っていてもおかしくないかも。
とはいえ、小骨の多い魚なので、小サイズの塩焼きを食べるのは
よほど好きでなければ面倒な作業だろうなと想像します。
そこまでしても愛されているイシモチ、
この冷凍品も次に行ったときにはぜひ買ってみなくては。