2020年12月30日

2020年末、もうおせちやめていいですか。



おせちする? 
やめる? 
やっぱり作る? 
やめる? 

と迷い続け、やっぱり慌ててブリ買ったりエビ買ったり干ししいたけ水につけたり。
一日中焦ったり苛立ったり
こんなに支度できてなくてダメじゃんと落ち込んだり。


今日一日で疲れ果てました。

もうおせちやめていいですか。


***



おせち料理は楽しいし、美味しい。
わたしは仕事柄、本来は
こんなおせちはどうですか、
と楽しみ方をご提案する側です。


が、うちには親の代から続く重箱に関わる因縁があり、
ずっと素直に取り組むことができず避けてきたテーマでもあります
(その話はまたいずれ)。


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(重箱の呪いがあるので、いつも重箱は使いません)




結婚して以来、お正月はどちらの家で過ごすか、など
きちんと話し合わないままに曖昧に実家との付き合い方も宙ぶらりんなままで。

おせち料理=お正月。

困ったことの代名詞となり、毎年迷い迷いのおつきあいを続けて来ました。



今年は秋のうちにおせち用いくらを冷凍しておくの忘れた。

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今年あっという間すぎて、気づいたら30日。数の子の塩抜きしてない。

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秋ごろにTwitterで「栗を冷凍すると剥きやすくなる」ってみて冷凍して
それっきり忘れてた。
今さら解凍してみたけれど、どうにもならんです。
栗きんとんに使いたかったのに。

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間に合ってないことが山積みでパツパツになり
 #おせちやめた 
とTwitterに連投しまくってたら


「誰もおせち作ってなんて言ってないのに、
なんで作らなくちゃと焦って苛立ってるの」



夫に言われてハッとしました。

そう。夫はわたしにおせちは期待していません。
作らなきゃと思い込んでるのは私。


毎年「今年はやめる」と言いながら、結局頑張り、
時には大晦日に徹夜する母を見て、
おせちはそれほど大切なものと縛られてました。

結婚して、義母はさほどおせちに拘る人ではないとわかって
ほっとしたはずなのに、やはり自分自身が縛られているのです。


「○○しなくちゃ」の思い込みを捨てよう、と
著書でも、普段の仕事でもずっと言って来てるのに、

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それって、自分が思い込みが強くて縛られているからなんだなと
初めてきちんと対峙しています。


お正月のおせちは子どもに見せておきたい。

料理研究家を名乗ってる以上おせちには取り組まないといけないんでは。

でもそんな思い込み、いちどすっぱり捨ててみます。


おせちって、元々は主婦が三が日くらい休めるようにと
砂糖もたくさん使って日持ちさせた主婦の休みのための作りおき料理のはずなのに、
今の生活じゃ1日2日しか食べず、
下手したら元日の晩には違うものを作ったりして、
全くもって誰の休みにもなっていない。

お正月気分を楽しむためだけの形骸化した料理になってるなあと思います。
むしろ作る人の手間が増えるばかりの、大変なイベントごはんになってしまっている。


私だっておせちは大好き。

つまみとしても美味しいし、おせちを囲む華やぎはやっぱり特別だと思います。
うちの子は実は楽しみにしてるらしい。

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でも。
「作らなくちゃいけない」という義務感はいっぺん捨ててみたいと思います。

やりたい人だけやればいい。
やりたい年だけ作ればいい。

そうして選んで作るものでいいはずなんじゃないかなあ、と。


年末に煮詰まってグダグダ言ってるだけなんですけど。


そうやってグダグダしている間に、
夫と息子がおせち用に買っていたエビをさっさと使い

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トマトピラフを作ってくれました。

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今日の日中にはSNSで

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何をするわけでもないのに心がワサワサする年末。
ひとつずつ、ひとつずつ。
こういう時こそ丁寧にと大量にあるねぎの青いところを
オリーブオイルと塩でじっくり炒め、キャベツ、ささみを加えてスープに。
美味しいバゲットにバターを添えて、
落ち着け落ち着け、と
必死に唱えながら食べてます。

とりあえず少し何か食べるって大事。
温かいものなら、さらによし。

それを自分でととのえたってことが安心に繋がり自信になる。
慌てなくても、わたし大丈夫。って。

大丈夫が確認できるから私は料理が好きなんだ。
私は自分のために料理をしてるんだ。
年末に確認できてよかった。




なんて美しいことを書いていますが、
その心の内はこんな、おせちをめぐるグダグダだったのでした。
グダグダ、イライラした挙句に娘とも夫とも喧嘩したりして。

そんなに負担になっているなら、いちど全部やめればいい。

夫のひと声で、すとんと諦めがついたのでした。
つきものが落ちた、まではいかないのだけれど
年末の忙しい時期に
「片付けが!」「掃除が!!」「おせちが!!!」
と慌てずにブログでも書くかという気持ちになっているのだから
少し切り替えがついたのかな。

やらなくていいよ、と言われると
え、でもやりたいのに、と思ったりする、あまのじゃくなのもので。
「どっちでもいいか」と心から思えたのには感謝です。



12月31日、2020年最後に、まさにお正月をめぐるグダグダを書いた
saitaコラムが更新されます。

よかったら、ぜひ見てくださいね。


posted by しょうこ at 00:00| Comment(0) | ☆うちの行事ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする