3月は、夫と息子の誕生月。
二人の誕生日はなんと、11日と12日。
2日続きです。
13年前のいまごろ。
2月末に生まれる予定だった息子はいつまでもお腹の中で育ち続け、
3月に入っても出てくる気配もなくどんどん育ち続け、
「推定3,500gを超えています。そろそろ管理入院しましょう」と予定日を10日過ぎたころには、ついに入院することに。
入院し、病院の中を回遊魚のように歩けど歩けど
生まれる気配もなく、
夫の誕生日、3月11日が近づいてきました。
夫の誕生日前日、3月10日のこと。
担当の男性ドクターは
「そろそろ産みたいね。
でも困ったね。
お父さんと同じ誕生日になっちゃうと、だいたいお父さんが先々は可哀想なんだよね」
「え、どうしてですか?」「ほら、お祝いとか、だいたい子ども優先になっていくでしょ。
お父さんの誕生日はだんだん、オマケになっちゃう」「へえ〜」なんて会話を経て、結局、無事11日はクリア。
「明日の朝に陣痛が来なかったら、もう促進剤です」と帰宅支度をしているドクターから言い渡され、
翌12日の昼から陣痛促進剤スタート。
あまり陣痛を感じない微弱陣痛のままに、
でもなぜか安産で、
16時すぎに無事に生まれたのでした。
ドクターの見立てどおり、3,500も大幅に超えた3,768gで誕生。
生まれた翌日から、顔もムチムチでしょ。
しっかり大きかったので、育てるのはラクで助かったんですけどね。
そんなわけで、今年もわが家のバースデーウィークがやってきました。
2日連続でお祝いをする、クリスマスよりも盆や正月よりも盛り上がる
一年でいちばんのお祭りの時期です。
12日生まれの息子にとっては、プレ誕生日と誕生日が祝えるようなもので
ごちそう続きで、毎年ごきげん。
しかも、
「オレの誕生日は手巻き寿司がいいから、
パパの誕生日は洋風の料理がいいんじゃない?」
などと結局、毎年、息子が2日分のメニューを決めることに……。
11日は、わが家の定番、ポークソテーのシャルキュトリ風+グラタンドフィノワ。12日は、リクエスト通り、山盛りの手巻き寿司。なんとか、夫の11日とずらして産んだはずなのに、
結局は息子が毎年2日分のごちそうを決め、食べまくるという
夫や、上の娘には、なんだか納得のいかないことに
13年経ったいま、なってしまっています。
とはいって夫に聞いても
「息子の好きなものにしたらいいよ」
と言うんですけどね。
11日のケーキは、チョコクリームにくるみを散らして。
スポンジは息子作。
12日のケーキは、スタンダードなショートケーキに。
スポンジは、わたしと娘作。
前日の息子作のスポンジのほうがふわっと仕上がっていて、ちょっと悔しい。
先生、せっかく
「誕生日、一緒にならなくてよかったね」と気遣ってくれたけど、
1日違いじゃ、結局、パパは可哀想なことになってます……。
ちなみにそのドクター、昨年にわたしが入院+通院していたときには
http://tauchishoko.seesaa.net/article/469645996.html担当医ではなかったのですが、婦人科ドクター一覧で見ると、トップの部長に。
ちらりとお見かけしたそのお姿は、13年前とほとんどお変わりなく、
とっても嬉しかったことを思い出しました。
余談ですが。
手巻き寿司用にサーモンを買おう、とコストコに行ったのですが
フードコートのテーブルと椅子が撤去されていました。
自粛ムードの中、買い物できただけでありがたいと思わないと、ですね。