今日は、宝塚関連本をたくさん出版されている
中本千晶さんの
NHK文化センター青山で開催される講座
『もっと楽しむタカラヅカ!
〜演出家列伝2〜』
に、恒例のお菓子をお届けしてまいりました。
毎回70名近くが参加される大人気講座です。
東京宝塚劇場にはの
「公演デザート」と呼ばれる
公演にちなんで劇場で販売される
スイーツがあるのですが
それに負けじと、中本さんの講座では
「講義デザート」としてオリジナルのお菓子を
みなさんに楽しんでいただいています。
今回の講座のお題は
雪組公演『壬生義士伝/Music Revolution!』今回のお菓子は、
何にしようか、かなり迷いました。
「壬生義士伝」て、新選組の話。
あまりの貧しさに耐えかねた武士が
家族のために稼ごう、を南部藩を脱藩し
新選組に合流し活躍するものの……
という、ちょっと悲しい話。
当然、楽しい食べ物のシーンなんてありません。
いろいろ調べ、考えた挙げ句、
南部の銘菓、南部せんべいの代表的な具材
「落花生」
を中心にお菓子を組み立てることに。
流行のタピオカをのせて、台湾スイーツ風の仕上げに。
落花生入り豆花(豆乳プリン)
落花生のシロップ煮
ミニ白玉とタピオカのせ
これね、一見ジミですが、
とーっても手はかかっています。
生落花生は皮付き。
(富澤商店のHPからお借りしてます)おつまみとかでよくあるピーナッツは
煎ってあるので、シャリッと皮はとれますが
生落花生は、なかなか簡単にとれません。
しばらく水につけておいたものを爪で引っかけながら
ひとつひとつ、根気よくむいていきます。
マンガ『3月のライオン』でも
ピーナッツの薄皮むきに苦労するシーンがありました。
わかってはいたけれど、頑張りましたよ〜。
指をふやかしながら。
今日の70人分を作るのに
ナイターを観ながらひたすらむいて、
途中から高1娘にも手伝ってもらって約3時間!
こりゃ、美味しいけど、人件費考えたら
日本ではなかなか商品化は難しいですね。
業務用なら、皮むきの生落花生とか売ってるのかな?
白玉も小さく、1cm以下に仕上げるので細かい作業な上、
合計350個を丸めては、ゆで。
それを70個に分けて盛りつけるのも、またたいへん。
子どもたちにバイトで頑張ってもらいました!
苦労した甲斐あって
「美味しかったわよ〜」
のお声がけとがいつもの倍以上も!
嬉しいです。
次回も頑張ります。
次回の講座は
12月15日(日)
『もっと楽しむタカラヅカ!
〜タカラヅカミュージカルのこれまでとこれから〜』
テーマは月組公演
『I AM FROM AUSTRIA』
オーストリアのお菓子を作ります!
中本さんの膨大な資料に裏打ちされた講義は
とにかく楽しく、勉強になります。
ぜひぜひお越しくださいね。
詳細・お申し込みはこちらをどうぞ。
https://www.nhk-cul.co.jp//programs/program_1182891.html