久しぶりの友人と
「会おう」という話になり、
彼女の新居にお邪魔してきました。
吹き抜けのある気持ちのよい空間で。
ゆったりのんびりとした
おもてなしをしていただきました。
ここ2〜3年、仕事がどんどん「時短」寄りになり、
日頃の自分の料理や仕事も、
雑になってきているなあと感じていたところ。
心洗われるような時間を過ごさせてもらいました。
まずはトマトのおひたし。
丁寧に湯むきされ、小口切りのオクラが添えられています。
しみじみ美味しい。
そして、キウイのドレッシングがかけられた、グリーンサラダも。
ベビーリーフにミントも混ざっていて爽やか。
くるみとピンクペッパーがかけられています。
つぎは、ヒラメの薄造り。
レモンオリーブオイルと、フランスの塩を添えて。
メインに用意してくれていたのは、トルタ。
わたしたちの共通の友人で
素晴らしい料理家、山内千夏さんの著書『トルタ・サラータ』から
エビとズッキーニのトルタを。
作ってくれていた生地や具を、
一緒に伸ばして型に入れて詰め、
パルミジャーノと卵を混ぜた生地を流し込み、オーブンに。
焼けるのを待ちながら、開けてくれたワインは、
「数年前のイタリア旅行から持って帰ってきた」
という、とっても貴重な2007年もの。
こちらが焼き上がり。
焼きたてのトルタは素晴らしく美味しく、
もっともっと食べたかった!
話しながらのんびり作って盛り、
飲みながら食べておしゃべりして、
また次の一品を作って。
こんなゆるゆるとした時間と、丁寧に拵えたごはんと。
憧れの食を思い出させてもらいました。
本当にありがとう。
子どもがいる生活ではなかなか難しいけれど
時短を超えた先にある、こうした豊かな食を
きちんと忘れずに見据えて行きたいなとあらためて思った
貴重な晩ごはんでした。