2015年10月27日

【時短料理教室】10〜12月のお知らせ



松蔭会館での時短料理教室の日程とメニューのお知らせです。

10月のはもうすぐ!
お知らせが本当に遅く申し訳ありません……。
ここからはクリスマスに向けて
洋食よりのメニューです。
ぜひお越しくださいませ。 

育休ママ向け単発講座、
新設の3回連続講座なども企画しております。
またお知らせいたします!

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<時短料理教室>

時間:10時30分〜13時30分
会費:3,500円
会場:松蔭会館(世田谷線松陰神社前駅近く)
お申し込みは → http://www.shoinstyle.com/ まで

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<10月>
 10月30日(金)
 10月31日(土)

 メニュー
  鮭のマヨネーズパン粉焼き
  白菜とエビのオリーブオイル煮
  ごぼうとベーコンの炊き込みご飯
  パンプキンスープ しょうがのキャラメリゼ添え
 
  10月のかんたんおやつ バターがいらないパンプキンパイ
 <常備菜>
  秋野菜・かぼちゃと仲良くなろう
  マッシュかぼちゃ
   ◎ホームパーティにもばっちり。かぼちゃムースのあんかけ
   ◎かんたんパンプキンパイ


<11月>
 11月20日(木)
 11月22日(土)
メニュー
  チキンのパリパリソテー 春菊サラダ添え
  スイートポテトキャセロール
  白菜のチャイニーズチキンサラダ
  ライスミルクで作るクラムチャウダー

  11月のかんたんおやつ アップルクランブル
 <常備菜>
 鶏の常備菜2種類
  ◎鶏ハムを作ってみよう
  ◎ゆで鶏を作ってみよう→チキンサラダ


<12月>
 12月20日(日)
 12月21日(月)

メニュー
 ポークソテー シャルキュトリ風
 豆とポテトのグラタン
 フムス
 豆と雑穀のごはん
 豆のマリネ
12月のかんたんおやつ トライフル
<常備菜>
豆を煮よう
 豆の種類別の煮方・使い方
 レンズ豆、白インゲン豆、ひよこ豆を使いこなそう

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2015年10月02日

時短料理ワークショップのトライアル講座、無事終了しました。



久しぶりに育休ママ向け
時短料理ワークショップを開催しました。

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まだ9月なので、来春に仕事復帰するママたちにとっては
赤ちゃんは小さい時期だし、職場復帰への実感も湧いていない時期だろうし、
と今回は小規模で開催するつもりだったのですが、
それでも計6名の方がご参加くださいました。
まだ3ヶ月や4ヶ月の赤ちゃんを来て下さった方も。
ありがとうございます!


この講座では、完全な座学にて

◎自分の時間の見つけ方
◎ストレスを感じずに、日々のごはんを作るコツ

などなどをドリルや書き込みシートなどを使って
発見していただく仕組みになっています。


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最終的には、

◎調味料の選び方
◎時短に便利な道具

もお伝えすることで、今日からすぐに実行できる、
気軽な家庭料理のコツを、3時間めいっぱい使ってお伝えしています。

最後はみんなでおしゃべりしながらの試食。

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「時間の見直しからスタートして自分がどこで作業できるか、明確にできてよかった」

「実際の調味料や道具や、先生の料理の様子が見られてとてもタメになりました。
 百聞は一見に如かず、と思いました」

「何を先取りしたらよいのかが見えた! 
 何に時間がかかっているかがわかったので、今日からでも実践できそう」

などなどの嬉しいご感想をいただきました。
ありがとうございます。

年度末まで、何回か開催して行く予定にしています。
今回は予定が合わずに見送った方も、ぜひ次回、
ご都合の合う日があればお越しくださいませ。



「段取り習慣、なかなか日常にするには時間がかかる」
というご意見もよくいただきます。

習慣にするために、よりシステマチックに
時短料理を身につけて行くための3回講座も企画中です。
12月4日、18日、1月8日 金曜3回です。
詳細はまたお知らせしますね。



posted by しょうこ at 00:00| Comment(2) | ☆時短ワークショップ/料理教室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

フィンランド料理教室で通訳をしてきました。



9月29日(火)と30日(水)の二日間、
フィンランドの老舗カフェ「エクベリ」の特別料理教室で
通訳としてお手伝いをさせていただきました。

フィンランド語なんて、もちろんできないのですが
ヨーロッパの方々は本当に英語が上手で、
今回も英語で授業をしてくださり、その通訳を。

日頃、通訳などまったくしていないので、さすがに荷が重く迷ったのですが
フィンランド大使館に勤める友人が推薦してくれたことと、
英語がわかるというより、料理がわかる人のほうがよい、
という主催の方からの強いご希望をいただき
頑張って行って参りました。
何よりも、フィンランド料理を作るところを身近に見たい!
という興味のほうが勝りまして。


二日間は、とにかく楽しかった!
ひさしぶりにヨーロッパの空気に触れたのも楽しかったし、
思いもよらない料理法や、おおらかな作り方を近くで見られて
いろいろな発見がありました。



見せていただいたフィンランドのお料理をいくつか。

いちばん衝撃的だったのはこれ。
カラクッコ(Kalakukko)というお料理。

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イーストやふくらし粉を入れずに作る固めのライ麦粉の生地で
フィリングをがっちり包んでオーブンで計2時間半ほど焼きます。

フィンランドといえば、森や湖がたくさんある国、というイメージですが
その昔、森に入ったり湖で釣りをしたりする冬に
携行食として作られたものなのだそうです。
しっかりと体を温めてくれる、栄養たっぷりな一品。

どう栄養たっぷりかというと。

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材料は、たっぷりのワカサギと豚ラード。
これを層にして重ねて塩をふり、
がっちりと釜状に生地で包んで、じっくりと包み焼きにするのです。


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ワカサギによく似た小型の淡水魚で作るのが一般的だそうです。
焼き上がったらスライスし、さらにバターをつけて食べるのだとか!
さすが寒い国の栄養食です。

ちなみに、中身はワカサギのほか、肉類でもジャガイモでも野菜でも。
なんでもOKなのだそうです。



もう一品は、やはり伝統的な家庭料理。
リーキとポテトのタルト。
今回は、日本でも作れるよう、玉ねぎと長ネギで作ってくださいました。


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カフェ・ベーカリー「エクベリ Ekberg」は創業163年。
北欧三国でもいちばんの老舗です。
そのベーカリーのトップシェフ、セルゲイさん。




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フィンランドのシナモンロールには、カルダモンがたっぷり。

余ったら翌日、パンプディングにします。

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ざっくりとちぎって生地を並べ、
間にラズベリージャムを挟んで上から卵液をかけて焼きます。
卵液は、もちろんカルダモン入り。

それを取りわけ、ホイップクリームを添えていただきます。

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左はカフェの最高責任者のヤニさん。
入れ墨にヒゲの一見コワモテですが、細やかで素晴らしい技術を持ったシェフ。
元NokiaのCEOのプライベートシェフで、
海外からの政府要人のための晩餐まで仕切っていたという経歴の持ち主です。


ちなみに入れ墨の模様は
Varikallioにある古代壁画を再現したものだそうです。
ちょっと、というか、かなりかっこいい!

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http://www.nationalparks.fi/varikallio



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こちらは、19世紀に活躍した国民的詩人ルーネベリが大好きだった、と伝わる
ルーネベリタルト。
2月のルーネベリの生誕記念日の時期にだけ食べられる
季節のお菓子なのだそうです。
ヤニさんによると、ルーネベリはこのお菓子を、
ブランデーのような強いお酒と一緒に朝ごはんに食べていた、と言われているのだとか。


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フィンランドのソウルフードの素?!
ビールモルト。
これからパンも焼くし、これを一晩発酵させて作る
Katikaljaと呼ばれる自家製ホームビール(ノンアルコール)も
ランチと一緒によく飲むそうです。



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エクベリの5代目オーナー、ドイツ出身のマーティンさんからは
カフェの歴史やフィンランドの地形、言葉などについての説明も。
珍しいお料理やお菓子をいただき、フィンランドの話を聞き、
行ったこともないのに、気分はすっかりフィンランド。


サウナの話などを聞かせて頂くうち、
むかし働いていた雑誌「Pen」にあった
「北欧の男たち」みたいな特集を思い出しました。
男友だち数人で、湖畔のコテージで料理をし、食べ、飲み、
みんなでタオルを巻いてサウナに入り、
そのまま湖にばしゃーんと入りに行く、なんていうバカンスをただただ撮らせてもらった
初期の「Pen」らしい、のどかな特集のうちの数ページだったのですが、
そのスローで豊かな過ごしぶりがかっこよかったなあ、と。

今回お会いしたシェフたちも、やはり自然児、という感じで
少し時間が空くと
「外の空気を吸いにいっていい?」
とテラスに出て深呼吸。
日本と同じ国土の広さでありながら、人口が600万人しかいない、という
広い広いフィンランドの自然で育った方たちらしい
とてもおおらかでチャーミングなお二人でした。

フィンランドはいつかは行ってみたいなあ、と憧れていた国。
でもそれはもしかして永久に来ない「いつか」かも、とも思っていたのですが
今回の二日間で、その「いつか」はわたしの中で
ぐーんと近い、現実的な夢に変わりました。


二日間、いろいろなパンやタルトを見せていただきましたが
どれも
「肉を入れてもいいし、ベリーを入れてスイーツにしてもいいし、お好きなように!」
という気楽さ。
甘めのパン生地をタルトの皮にしてもいいし、ライ麦生地をスイーツにしてもいい。
古くからの知恵の詰まった、おおらかでふくよかな味は
2週前に見せていただいたマダムエイヤとも共通していたなあ、と。
それがフィンランドらしさなのでしょうね。

少し前、大使館でフィンランド食材をいろいろ見せていただき
お料理を試食させていただく機会がありましたが
クリーンで質のよい食材を活かした、ソリッドでありながら温かみのあるお料理、
というフィンランド料理への印象は、今回ますます強くなりました。

フィンランド、やっぱり行ってみたい!
頑張って働いて、3年以内にはフィンランドに行くぞー。



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