3月末に突然閉店した神保町の柏水堂。
最後の商品を買ったのはなんと、うちの夫でした。
惜しんで惜しんで惜しみまくって
とっておいた最後の二個。
いよいよ食べるか!
と持ちあげてみたら、
裏側をネズミに齧られてました。
二個とも。
………うちのネズミ、涙ぐましすぎるやろ(; ̄O ̄)
柏水堂、本当にいろいろな思い出があります。
中でも看板商品のプードルには
フィガロのサイトで連載していた『午後3時のご褒美スイーツ』では
お正月いちばんのおめでたい日を飾ってもらい、
http://madamefigaro.jp/sweets/2011/01/13497.html
その後に連載を書籍化した『必ず喜ばれる手みやげお菓子』でも
可愛らしい姿は、表紙にしようかギリギリまで迷ったほどでした。
(いま思えば、閉店してしまうのなら記念に表紙にしておけばよかった!)
家族の誕生日にはレトロで可愛いデコレーションケーキを作ってもらい
こんなネタにまでなりました。
http://oyako-gohan.seesaa.net/article/160642530.html
閉店を知ったのは、閉店当日3月31日の夕方。
Twitterでのこと。
前日もお店の前を通ったのに、まったくお知らせはなかったのです。
慌てて夫(神保町勤め)に連絡し、
「なんでもいいから買って来て!」
と依頼。
閉店ギリギリに駆け込んで、
最後の一個のチョコレートをゲット。
奇しくも、昭和4年から続く柏水堂の最後の客に、うちの夫がなってしまったわけです。
せっかくなので、そのチョコレートを囲む会をやろう!
と、いつもお世話になってる姫系イラストレータ、白ふくろう舎さん、
『愛と青春のすみれキッチン』の編集者Tさんと、
柏水堂を偲ぶ会までやったりして。
今年4月から、クジで小学校PTAの副会長になってしまい、
文字通り寝る間もないほど忙しいのに、
その合間をぬって、むりやりランチ会。
さすがに料理する時間がとれず、買ってきたピザに
ちょうど義母から届いたイタリア土産のポルチーニを使って
かんたんなパスタで。
それにしても。
はあ。
やっぱり1ヶ月近くたっても柏水堂がなくなったのは淋しいなあ。
そんなにしょっちゅう通っていたわけではもちろんありませんが、
ずっとそこにあって欲しい店ってありますよね。
でも、どんなものでも、ずっとそのままってことはないんだなあ、
ということを、あらためて思い知らされました……。
一日いちにちを大切にしなくては、ですね。
当たり前のことですが、あまりの慌ただしさに
ついついつかんでは捨てるような毎日を送りがち。
これを書きながら、あらためて反省しました。
今日も一日、教室と打ち合わせ。
頑張って行って参ります!